オスイルカ「スカイ」の死亡について
令和5年2月27日にスカイが永眠しましたので、
ここに謹んでお知らせいたします。
ハンドウイルカのオス「スカイ」は、
2020年5月に壱岐イルカパークに来園し、
イルカたちのボス的な存在として暮らしていました。
1. 死亡個体名:スカイ
2. 種類等:ハンドウイルカ(オス)
3. 推定年齢:18歳(イルカパークに2020年5月導入)
4. 死亡日:令和5年2月27日(土)
5. 死因等:調査中
6. 今後について
死因については、顧問獣医師による病理解剖を行い、
検体を採取し、検査中です。
検査結果につきましては1か月ほど要します。
日頃からスカイとイルカパークを応援をいただいていた皆様におかれましては、このようなご報告となり、大変申し訳ありません。病理検査の結果がわかりましたら改めてご報告をさせて頂きます。
代表高田佳岳コメント
スカイの名前をつけてくれた皆様、イルカパークを応援してくれた皆様、本当に本当に申し訳ございません。
もう悲しいとか、残念とか、そう言う感情では表せないくらい、辛く、自分ができることがもっとあったのでは?と後悔の念は尽きません。そして、僕はもうこの「飼育」ということ自体に疑問しか持てなくなっています。
2019年度の3頭の大量死から、獣医師も変え、日常のケアも変え、餌も気をつけ、トレーナーや獣医師とも対話を続けながら、飼育を続けてきました。しかし、結局今回もスカイを救うことができませんでした。
壱岐の海は、冬場は水温が10℃になる日も多々あり、イルカたちが生活するにはなかなか過酷な環境であります。本年度は寒波の影響で、吹雪となった日も3日ほどあり、影響があるのではないかと仮説を立てています。
病理検査を元にした医療連携はもちろんですが、イルカたちを生かし続けられる環境を少しでも整えられるよう、海洋環境、飼育環境、医療、健康管理など、多角的に可能性のある要因を徹底的に洗い出し、壱岐市とも連携を取りながらできる限りの手を打ちたいと考えています。
この度はこのような悲しい報告となってしまい、本当に申し訳ありません。