メスイルカ「ジェリービーンズ」の死亡について

令和5年9月25日にメスイルカのジェリービーンズ(以下JB)が永眠しましたので、
ここに謹んでお知らせいたします。

ハンドウイルカの「JB」は、
2021年4月に壱岐イルカパークに来園ました。
目が大きく白目がはっきり見えるのが特徴で、身体能力も高くて傷も少なく、
とっても”美人さん”で賢いイルカでした。
活発な性格で生前のみらいやあずきと一緒に遊ぶ姿が思い出されます。
獣医師の診断の元、しばらく治療を行っていましたが、力及ばず、
9月25日深夜に死亡を確認しました。

1. 死亡個体名:ジェリービーンズ
2. 種類等:ハンドウイルカ(メス)
3. 推定年齢:18歳(イルカパークに2021年4月導入)
4. 死亡日:令和5年9月25日(月)
5. 死因等:調査中

6. 今後について
死因については、顧問獣医師による病理解剖を行い、
検体を採取し、検査中です。
検査結果につきましては1か月ほど要します。

JBの死亡を受けて
今年に入り、3頭目のイルカの死亡となりました。応援いただいている皆さまには悲しいお知らせが続き、大変申し訳ありません。イルカパークではリニューアル後、餌の質や衛生管理方法、トレーニング方法の見直しを行い、また専門の獣医師と契約し、日々の採血や検査・投薬等の治療ができるようになったにも関わらず、結果として命を守ることができていません。リニューアル前のイルカたちについては、そもそも検査ができていないため比較データがありませんが、誤飲による死亡が起こらなくなった程度で、壱岐に来てから1,2年でなくなっているイルカたちとの差はほとんどないのが現状です。今年亡くなったイルカはいずれも『肝臓値』に異常があると判断して治療を行っていますが、『なぜ肝臓が悪くなるのか』という根本原因がわかっていません。これは複合的な問題なので「これ」と明確に断言できる日は来ないかもしれません。ただ、トレーニングや環境、イルカに関わる全てのすべてを疑い、一つ一つを検証しながら、イルカの命を最優先にできることをすべて行っていきます。

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